アイマスと「リーダー」「センター」「エース」
前腕筋!上腕筋!背筋腹筋大胸筋!
心不全!脳腫瘍!人生って楽しいーっ!!
いやーミリオン5thめちゃんこ楽しかったですね。
それはそれとして、深夜にふと考えたことがあるので綴ります。5th感想は別に綴ります。
タイトル通り、アイドルの「リーダー」「センター」「エース」の話です。
アイドルユニット、特に3人組以上になると必ずって言っていいほどこの要素を内包したメンバーがいるんですよね。
リーダーがユニットをまとめて方向性を定める
エースがその方向性に従ったり従わなかったりで自分の才能を発揮する
センターはユニットの中心で土台、根幹を支える
船であればリーダーがマスト、センターが船体、エースが風を受ける帆(動力)ですね。
すっごいわかりやすい例を出すと声優ユニットの「TrySail」。
この人たちは典型的で雨宮天をエース、夏川椎菜をリーダー、麻倉ももをセンターとして成り立つユニットです。
いわゆるトラセフォーメーションで必ずセンターにいるもちょが二人をほわっと支え、天さんがずば抜けた才能を発揮、ナンスはその二人をまとめ、つなぐ。ユニットとしてある種理想的な形。
3人より多いユニットの例を出すと「関ジャニ∞」
このユニットはセンター村上信五、リーダー横山裕、エースが渋谷すばる(錦戸亮)
独創性に溢れる横山裕が関ジャニ∞を形作り、歌唱力、あるいはドラマ方面に優れている渋谷すばる、錦戸亮が暴れ、村上信五が殿でどっしり構えている。
じゃあ他の3人は?と言われると、この3人がうまく機能しているから関ジャニ∞は強い。
安田章大は音楽方面、丸山隆平はバラエティ方面、大倉忠義はドラマ方面とそれぞれの強みを発揮することでユニットの長所を伸ばし、足りない部分を埋める。船もマストセイルボディだけでは成立しないですし、ユニットがもっと強くなるために必要なメンバーなんです。
さて、本題に移ります。それじゃあ、この理論をアイマスに当てはめると? ってお話。
とりあえず作品(765、876、961、シンデレラ、シアター、315、283)毎にいくつか3人ユニットを上げて個人的な印象込みで考察してみます。
信号機
アイマスの言っちゃえば看板ユニット、春香と千早がいた後から美希が加入したので成立は箱あたり?ですよね。
このユニットは明確に一人一役ではなく、ダブルエース制度を取ってます。千早と美希がエースを張り、春香がセンター兼リーダーとして立つ。個人的にはアニメや劇場版を経て成立した構成なのかなと思ってます。
続いてこちらは2で誕生したユニット竜宮小町。
伊織がリーダーセンターエースの全適性を持っている特殊なユニット。ただ伊織の幼さを支えるあずさ、逆に伊織と歳が近く伊織が年相応でいられる要素を残す亜美が組んでいるのがミソ。
個人的には伊織エース、あずさセンター、亜美は遊撃的な立ち位置にいるのかなと。
え、じゃあリーダーは誰かって?そりゃあ、もう一人いますし、竜宮小町
・876プロ
ここは信号機がそこまでユニットしてないんですよね、そもそもゲームの構成が一人を選んでその子になるゲームですし。
なのでユニットであってユニットではない、それぞれがエースでありリーダーでありセンターである。この構成のユニット今後でてくるので覚えておきましょう。
フェアリー
プロジェクトフェアリーはあくまで961のユニットなのでこちらで扱います。
ここもわかりやすく765信号機を意識した構成なのかなって感じ。
響をリーダー兼センターに据え、美希と貴音のダブルエース。
ジュピター
961プロ出身の男性グループ。ここで初めて一人一役になります。
冬馬リーダーの北斗センター、翔太がエース。
「いや実際冬馬センターやんけ」という声も聞こえますがあくまでここでのセンターリーダーエースはvodavi、PrFaAnみたいなもんなので。
・シンデレラ
ニュージェネレーションズ
シンデレラの信号機ユニットで今回の考察の発端。この子たちもわかりやすく一人一役してます。
リーダー本田未央、センター島村卯月、エース渋谷凛の構成。ただこれは「アニメを経て完成した構成」ですね、アニメ段階では決してそうではなく、アニメは6話7話が「未央がリーダーになる物語」、20話21話が「凛がエースになる物語」、22〜24話が「卯月がセンターになる物語」と捉えると割としっくりくる。
ピンクチェックスクール
ついでといっちゃなんですが、各属性の代表ユニットについても。
キュート代表のピンチェは卯月センター、美穂リーダー、響子エースかなと、ピンチェトライアドポジパの属性3人ユニットは根っこが似た3人が集まる傾向なのか少し難しい。
トライアドプリムス
クール代表トライアドはデレステのイベントで提示されましたが、このユニットはなんやかんや一番根性のある方加蓮がセンター向きなのかなと思います。
そんで最年少の凛がエース、奈緒が二人を纏め上げるリーダーの構成。16歳センター、15歳エース、17歳リーダーがこの辺のユニットの傾向なのかな?
ポジティブパッション
はいいきなり例外でました。パッション代表のこのユニットはエースとリーダーが入れ替わります。
未央リーダー、藍子センター、茜エースって感じですね。藍子がセンターで構え他の二人がパッションする(語彙)
ニュージェネ扱ったらこの3人も扱うしかないでしょということで。もう一つの信号機ユニットことニューウェーブ。
この3人もわかりやすく亜子がリーダー、泉がエース、さくらがセンター。
ただこの3人ニュージェネ以上に性格がガツガツしてるので今後の展開次第では役割が入れ替わる可能性もあり。早く声つかねえかな。
・ミリオンライブ!
シグナル
いちポムとどっちにするか3日悩んだ。
ミリオンの信号機も765信号機を継いでいるとか同じ構成ですね。
春日未来をセンター・リーダーにして静香翼のダブルエース。そもそも14歳がセンターリーダー兼任できるっ未来がすごいのか、そこはまだ任せきれない翼と静香が幼いのか。
個人的にはこのユニットが一番「中の人」を反映して今の地位に落ち着いた印象が強いですね。まだアニメ化のカードを切ってないからかな?
ぴょん吉がリーダー・センターでころあず、Machicoのダブルエースと見るとわかりやすい。
れいじゅりもも
風の噂ではもともと「2」に出る961のユニットだったらしい3人組、ここが876の3人に近い「全員がエースリーダーセンター」。というか「全員ジョーカー」
ジョーカー👇
無理やりこじつけるとジュリアがリーダー、桃子がセンター、麗花がエースって感じですかね。桃子の幼さを考えるとジュリア桃子を入れ替えてもいいかも。
トライスタービジョン
琴葉恵美エレナの「もう一つの信号機」。ここも一見琴葉がセンターリーダーでダブルエースに見えるんですけど、個人的には恵美がリーダーで琴葉を引っ張り、琴葉は最年長センターとしてユニットの柱を支える役割なのかなと。エレナは最強の天才なのでエース以外ない。ユニットで一番メンタル安定してるのがエレナではあるんですけどね……。
このユニットもニューウェーブ同様掘り下げが少ないのでこれから位置が変わる可能性は12分にあります。ミリシタかコミカライズ「BC」で掘り下げ来ないかなぁ。
マイペースユニット
僕はミリオンPだからミリオンを多く書かせてもらうぞ、ジョジョーッ!
朋花まつり美也からなる仲良く競い合うユニット。ミリオンでも屈指の人気を誇る三人ですね。
ここも比較的わかりやすく朋花エース、まつりセンター、美也リーダーの構成をしてるのかなぁと。
ユニットの方向性が他に挙げてるユニットより定かではなくそもそも信号機系列でもなく、負けず嫌いの三人が組んだのでガツガツ競い合ってるという、かなり亜種なユニットなのでこの三人の立ち位置もPによって変わると思います。
後の解釈は全て君に任された(cv五十嵐裕美)
・315プロ
315プロは3人ユニットがめっちゃんこ多いですがわかりやすく三役はめられるのがこいつらと虎牙道くらいなので今回は信号機ユニットであるドラスタオンリーで
というかドラスタは非常にわかりやすいですね。輝リーダー、薫エース、翼センター。
「翼」が両翼を繋ぐセンターにいるのも面白い構成かなーと思います。この3人は初期からこの関係性で動いてる印象ですね、年齢が圧倒的に高いのもあるのかな?
・283プロ
イルミネーションスターズ
こちらも信号機の一ユニットのみ。
ここはねぇ……八宮めぐるが強すぎますね……というか真乃と灯織が若干人付き合いが苦手なのが……。
ただ真乃のタフネスっぷりは本物だし灯織もストイックで歌唱力も高い。ニュージェネ・ドラスタ系の構成ができるユニットかなと思います。真乃センター、灯織エース、めぐるリーダーですね。頑張れ八宮めぐる。
・四人以上ユニット編
クレシェンドブルー
んじゃあ四人以上だとどうなの?って話。今回はミリオンライブの からミリシタ最初の曲イベでも起用されたユニット、クレシェンドブルーを例に挙げてみます。
まずはエースは非常にわかりやすく志保と静香。この二人を競わせながら暴れさせると凄いことになる(語彙)
センターに立つのは茜ちゃん。多分というか間違いなくこの中で一番タフネスと常識を持ち合わせていますから。
リーダーは麗花さん。れいじゅりももでエースにおいてるぶん不安もありますが大人だし、あのダブルエース束ねられそうなのは麗花さんの「ぎゅーっ!」しかねえ。
最後の星梨花はユニットの癒し枠。この子がいないと割と大変なことになる。三役には当てはまりませんが必須の存在ですね。いざという時のタフネスも持ち合わせているので将来的にリーダーやセンターを張れる存在だと思います。
合体ロボで例えると麗花さんが顔部分、茜ちゃんがボディ、しずしほが四肢(主武器)かなーと。星梨花は劣勢時に登場する新しい換装武器。ガオレンジャー以降の手法だ!
とまあ、ここまでつらつら述べましたがあくまで深夜の妄想ですし扱ってないユニットも多々あるので、「うちのユニットのメンバーをリーダーセンターエースの三属性にすると」とか色々妄想すると話のネタになるんじゃないのかなーと思います。
杏奈P、シアターブースト選挙戦の杏奈と杏奈Pを思い出す
THE@TERBOOST!(以下TB)とは、「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」における、劇の登場アイドル決定投票である。(民明書房「徹底攻略 世界の選挙2017」)
そんな選挙戦の、「カフェの三女」一位争いを繰り広げた望月杏奈とそれを支え続けた杏奈Pたちの動きを備忘録も兼ねて記していこうと思います。
投票期間は12/16~翌年の1/22。イベントやログインボーナス、一日一回の有料ガチャ(通称おは60)などで獲得できる最大390の票を15の役と39のアイドルの中から選び投票するというものがTBの基本ルール。ここ最近掛け算を通し越して足し算すら若干怪しくなってきた僕には若干理解に時間がかかる仕様ではありますが、ほかのPの皆さんならまあ何とかなると思います。
ミリオンをよく知らないシンデレラやSideMのPにもわかりやすく言うと「色の違う玉座が15用意された総選挙」あるいは「配役も自分たちで決めるパッション爆裂!315CD大作戦!!」。
「超ビーチバレー」から「新入生」「先輩」「キング」「右腕クイーン」「同級生」
「三姉妹カフェ」から「長女」「次女」「三女」「猫(しゃべります)」「お客さん(イケメン)」
「劇場サスペンス」から「新ヒロイン」「スタア」「元大女優」「支配人」「探偵」
がアイドル達に用意された役、玉座というわけです。
前述のとおり、僕の担当するアイドル「望月杏奈」は「三姉妹カフェ」から「パティシエ兼ウエイトレス、カフェのマスコット的存在」の「三女」で一位争いを繰り広げました。
↑望月杏奈ちゃん、超かわいい
序盤戦~方針決定からディスコード立ち上げ~
ニコ生で発表された突然のTB発表、ミリオンライブによくある「んじゃ、明日からな」という急な宣告に驚きながら、僕は急いでCC(コンベンションセンターのこと、グリー版ミリマスにはアイドルごとの掲示板がある。TBの前身であるTAでも活用された)に駆け込みました。
そこでは僕と似た思考をしたPが多数集まっており、杏奈をどの役に入れるかについて会議をしていたわけです。
このTB戦、当然ながら「方針の決定」が序盤戦の最重要事項となってきます。
仮にほかのアイドルが50万の票田の中で100万の票田を持つクソ人気アイドルがいたとしても、彼女が全役に10万弱ずつ票が入ってしまうと、50万を一役に全つっぱしたアイドルに負けてしまい、役を取ることはできなくなってしまうのです。
これについては我々杏奈Pが「序盤方針の決定ができなかった」ことが敗北の一因となっていたのでよくわかっています。
「今度こそは負けられねえ」と意気込む杏奈Pは、ニコ生終了から票の配布が始まる二時間の間に速攻で方針を決めていました。
「探偵」か「三女」がよかろうというところから簡単な意見収集を経て三女に帰結。三女なら「七尾百合子」「白石紬」「田中琴葉」「桜守歌織」のいずれも参戦はしないだろうというところも大きかったです。
「七尾百合子」は前回のTA戦でアホみたいな打ち合いを演じていて「できればもう今回はやり合いたくない」、「白石紬」「桜守歌織」の両名は「新規故にどういう票の動きをしてくるかわからない」、「田中琴葉」は「一年超の演者の休養により本線からは離脱しており間違いなくとんでもない票が入る」という意識がPたちの共通認識にあったのかもしれません。
実際琴葉と歌織は序盤から独走、百合子はかなりの数の票が入り、紬も「15役全ランクイン」から「名探偵ナンナン」を経て、頭がおかしいとしか思えない票の動きで百合子を追い抜き探偵役(推定)一位でフィニッシュ。個人的予想が的中する形となりました。
三女に帰結してからは「#カフェの三女杏奈」という宣伝タグも決まって選挙戦の開始。この意見統一期間の二時間にCCに来られないPも多かったわけですが、幸いにも杏奈には「カフェのウエイトレスをしているカード」「お菓子を作っているカード」がグリー版ゲーム内にあったこともあり「確かに杏奈は三女だよな」と合意してくださるPさんが多かったことがありがたかったです。(人はこれをバーナム効果って呼ぶ)
実はこの意識決定期間の間に「このTBある程度先頭に立つか」という意識はありました。イベントの上位一万位は無理だとしてもできる限り390票に近い数の票を取り、おはガチャをまわして票を確保するだけでなく、各種宣伝の際にも発案、決定に近い場所にいることになったのですが、序盤のこの決意が大きかった気もします。
実際前回TAからTBまでの約二年の間でエレナのフラスタを主催したことで「あ、これ言い出しっぺが誰かでないとダメなこと多いな」となる機会が多かったので、今回のTBもできるだけ自分が「言い出しっぺ」になり、相応の行動で示すことにしたわけです。
ただまあ全てにおいて最前線に立つというわけでなく、後述しますが「モチベーター」や「ストッパー」としての役割を果たした方が多い気もします。
「言い出しっぺ」の最たるものが12/17に設立した「望月杏奈プロデューサーコミュニティ『ギルドVivid_rabbits』」です。グリー版ミリオンライブはサービス終了が決定しており、CCがいつまで使えるかわからない、今後も何らかのプロデューサーコミュニティを確保したいというCCの意見に乗りディスコード内のサーバーという形で設立しました。
当初は「まあ30くらい来てくれればいいかな」と思っていたのですが結果選挙が終わるころには100人越えの大所帯となりCC勢の大半が移住、韓国中国台湾香港アメリカと国際色も豊かなディスコードとなりました。
追記
投票が終わった後理由あってディスコードを離脱。まあ当初から最終的には抜けようと思ってたんでちょうどよかったです。えてして言い出しっぺってそういう仕事よね。
イベント開始、そしてミリオンフェスまで
TB戦序盤は「望月杏奈」「箱崎星梨花」「中谷育」の三つ巴、しばらくすると杏奈と星梨花の一騎打ちとなり、結局始終その戦局となっていました。
この一週間弱の期間は常時杏奈が一定数の差をつけ一位に立っていました。
この間僕が心掛けたのは「油断はさせない」「他のアイドルDisもさせない」「基本は杏奈単体を軸に売り込む」「カップリングを使うにしても大差で一位になっている役以外は使わない」。常時一位にいてもいつ星梨花に差されてもおかしくはない票差、そして前回のTA戦を踏まえての二つの事項です。ただ油断はせずとも常時一位にいたこともあり、星梨花の動きに対して落ち着いた対処ができました。
確かこの頃、「星梨花Pトップラウンジの箱崎組が二万票を蓄えて最後にぶち込む」という情報が回ってました。これを受けてディスコード、CC双方で「そこまでに二万以上の差をつけておく」という意見に固まり、選挙戦に臨むことに。
結果杏奈は常時一位のまま12/27に突入。ミリオンフェスの日を迎えることになります。
ミリオンフェス、星梨花逆転、そして一斉投票
12/27、ミリオンライブシアターデイズゲーム内でSSR排出率が二倍になるミリオンフェスが開催され、フェス限定SSRとして「白石紬」「桜守歌織」が登場。同時に公式TwitterでピックアップSSRをフィーチャーした4コマ漫画が開始。この4コマ漫画が杏奈Pにとってはとんでもなく大きな痛手となりました。
歌織さんの4コマ漫画に星梨花が登場、歌織をお姉ちゃんとよぶ星梨花と、それを受け喜ぶ歌織。という内容は星梨花、歌織、更には他Pも三女星梨花に入れる原動力になったと思われます。
実際三女星梨花の票の伸びが激増、杏奈を追い抜き今までにつけていた票差と同じだけの差がついてしまいました。
このときディスコードの雰囲気は、まあ悪かった。公式バッシングの声が大きかった気もします(まあ無理もない話)。
このとき、僕はとにかくモチベーターとしての動きに徹していました。
「過ぎたこと言っても仕方ない」「勝てばいいだけの話、全力で打ち破って価値を杏奈にプレゼントしよう」「公式推されは常に時流。いずれちづエレもキテルようになるしここで勝てばあんかおの波も、もっと大きくなる」
とひたすらに鼓舞。なんとか全体の雰囲気を持ち直しました。(この後もこんな感じで鼓舞に徹する場面が数度訪れました)
実際このときの情勢が長女歌織圧倒(せりかおり)、次女静香優勢(しずせり)、ネコ志保優勢(せりしほ、もちょ天)と、カップリング推しをする場合星梨花圧倒有利の盤面でした。(杏奈はお客さん一位だったジュリア、莉緒及び次女で競っていた美奈子と相性よし)
せりかおりフィーバーが続く中、ディスコードに「杏奈ちゃん今年もありがとう祭」「杏奈ちゃんにお年玉を揚げよう祭」という画像を投下。白バックに杏奈ちゃんといらすとやというクソ……シンプルな構図のそれが上手く刺さり、「杏奈ちゃん今年もありがとう祭」という形で一斉投票を行うこととなりました。
このディスコードの存在が今思うとかなり大きかったです。CCに比較して圧倒的にレスポンスが早く、ある程度クローズドなのですぐ意見が固まり発信することができました。発信する際の数も多く出られたので拡散自体も楽にできました。
12/30 23:00~23:30、往くM@S終了からSideMアニメ最終回までの「Pにとってちょっと空いた時間」を利用しぶち込んだこの一斉投票で杏奈Pは30分で二万近い票を入れ再度星梨花を二万弱の票差で引き離し、この後はこの票以上の差を維持しながら最終局面まで行くこととなります。
ここで一斉投票が成功したことで、他陣営が一斉投票に動き出したというのもあると思われます。
ここで「モチベーター」に次いで「ストッパー」としての役を演じ、「一斉投票は行っても後二回。できれば星梨花サイドにカウンターでぶつける形で」という発言をしました。下手にやりすぎると顰蹙を買う恐れもあったので、あくまで最後の切り札という扱いにしておきたかったのです。
そのまま年を開け、杏奈ちゃん陣営は特に動きもなく最終局面に移行します。最終局面までの間に一度星梨花サイドの一斉投票とそれに対するカウンター、投票なしの「杏奈×お菓子」の企画もあったのですが、ここではでしゃばりすぎず、陰に徹していました(とゆーかこのときプライベートがちょいちょい忙しく何もできなかった)。このとき一番ディスコードの意見交換が活発だったはずです。いろいろな提案が出ては消え、出ては消え、出ては採用され。たまにストッパー出勤といった感じ。
最終兵器ストックと決戦の日
得票期間(得票可能期間と投票期間は一週間くらい差があった)中盤、杏奈Pの間に「箱崎組カウンター」を用意しようという動きがありました。
ディスコード内でそれが実行され、メンバーの半数が杏奈に入れる予定の手持ち票をほぼほぼ全部ストック、最終日指定した時間に一斉投下あるいは箱崎組が動いた際カウンターとして発射、という想定で票を取っておきました。
ここで票の管理をほかのPがやってくれたのがでしゃばりすぎとならなかった一因とも思えます。あと引き算も怪しいバカがそんな票管理とかできるわけあるめえ。
二万強の票差を維持したまま得票期間を終え、星梨花P陣営の一斉投票の動き及び箱崎組に対抗するために杏奈Pサイドも一斉投票をすることになりました。
ここで僕が提案した名前が「ビビッとTHE FINAL」、このときデュエルマスターズのアニメを見ていたのでまあそれっぽい名前になりました。
結果「ビビッとFINAL」で帰着し、デュエマカードコラやその他で宣伝、一斉投票の日を迎えます。
北沢志保の誕生日ブーストや美也の38時間を受けての星梨花ブーストに怯えながら迎えた一斉投票、杏奈の一時間後に星梨花が一斉投票、という形で行われた打ち合いも制し、杏奈は23:59時点で五万弱の差をつけてフィニッシュ。(推定)カフェの三女一位で選挙戦を終えることとなりました。このときのディスコード内は歓喜の声にあふれていました。あと「疲れた」「胃が痛い」「やっと安心して眠れる」……これは主に僕。
総括
選挙戦を終えてみると、4コマのせりかおりブースト以外は概ね杏奈が優位に立ち動けていたと思います。他から見るとあまり面白くない戦況に見えたかもしれませんが、箱崎組という存在があったので始終安心できない戦況ではありました(本当に最後の最後で箱崎組の某Pから発せられた「いや、そんな票ないけど?」という発言にずっこけたのもいい思い出)。
一斉投票等は常に先手で出られたのも大きかった。第一回「杏奈ちゃん今年もありがとう祭」はカウンター無く終わり、第二回は同時開催、最後の「ビビッとFINAL」は杏奈が先手、と常時優位に立ちながら先手を打てたのは大きかったです。
ここまでで記した通り僕は「言い出しっぺ」「モチベーター」「ストッパー」に徹していました。先ず起点を作り、士気を下げすぎず揚げすぎず。ディスコードや票の管理は他Pにもある程度お願いし、いわゆる「軍師様」というよりは「中間管理職」「ギルマス」に近い立ち位置だったのかなとも思います。
まあ仮に炎上したりバッシング受けても元から自分の評判なんて地に落ちてるから、痛くもかゆくもないのが大きかったね!
ここまでTB戦をまとめてみましたが、TA戦で活躍、今回も序盤は一部役の定石になっていた「序盤独走逃切」がそこまで通用しなかったのが全体の雑感です(猫や探偵、お客さん等想定外のところからの差し込みが多かった)。あと小岩井キャノンじゃなくて4コマ波動砲めっちゃ怖いね。
選挙期間中はほかのPと触れ合えるし杏奈をプロデュースしている感覚が味わえる上、(一応)アケ経験Pなのでこの手のイベントは大好きなんですが、できれば次はもっと期間を短くして年末年始は外してほしいかなーって。
あと星梨花をちゃんとした目で見られなかったから次は独走してみたい……胃が痛くならない投票戦をしたい……。
以上、杏奈Pが振り返るTBでした。
追記 シンデレラガール総選挙ではニューウェーブの「村松さくら」「大石泉」「土屋亜子」をよろしく
クソドラマを見た話
はじめに、僕はアニメが好きだ。ついでに言うとゲームと漫画とラノベとアニラジも好きだ。声優とジャニーズアイドルが好きであわよくば女性声優のヒモとして日々を生きていきたいと思っている。
そんな「オタク」な人生を送っていると、こう、ドラマってものに触れる機会がなくなる。ここ数年で見たドラマと言えば「ごめんね青春!」くらいだ。三年前じゃねーか。
ジャニーズアイドルが好きならドラマも見るだろカスが、という問いにはNOを突きつけたい。ドラマみるならアニラジを聞くし、TV誌を追うなら声優アニメディアを買うのが僕という人間だ。
そんな僕が、数年ぶりにドラマを見た。月曜深夜日テレで始まった「卒業バカメンタリー」だ。
僕はこのドラマの存在をジャニーズWESTのライブMCで知った。そもそもその日まで存在を一切知らず、ライブMCで存在とあらすじを知り、「あ、このドラマ俺好きだわ」を思い試聴を決めた。
内容は一言で表すなら「追い詰められた童貞、奮闘する」である。偏差値70越えの大学に通う、頭だけは無駄にいい大学四年生のクソ童貞四人が女と一発ヤって童貞を捨てるべくあがき続ける姿を、AV風のインタビューを交えつつドキュメンタリーのように仕立てるドラマだ。
主人公にして主要な登場人物は基本的に四人、ああわかりやすい。普段183人以上いるアイドルをプロデュースする身からすれば四人なんてだいたい一ユニット分だ
文学部のガク、眼鏡の童貞
理学部数学科のマオ、馬面の童貞
理学部生物学科のジュン、さえない童貞
農学部のコウキ、小太りの童貞
※この中にジャニーズが二人いる、当ててみよう!
彼ら四人が大学卒業までに残された90日を使い、脱童貞を目指し奮闘するのだが……ここからはネタバレ込みで話を勧めようと思う。
第一話「恋愛アプリで○○卒業?」
はい、童貞。元童貞が言うんだから間違いない。
ともかく、ドラマはワンオブ童貞であるガク(よく鼻血を出す眼鏡の童貞、今回メイン)のAV風インタビューから始まる。彼らは勉強しかしてこなかったから女を知らない。大学の卒業は余裕だけど童貞の卒業はできそうにない。
そして場面は移って部室(ここで何部かってのはどうでもいい、大学によくあるサークルが主軸で、男子四人しかいない空間だってのが重要なんだ)。ガクたち四人が一個のスマホを見つめている。
画面に映るのは一人の女子(21)の写真と、その下の「いいね!」アイコン。いわゆる一つの恋愛アプリ、マッチングアプリってやつ。ゼクシィ恋結びとかペアーズとかポイボーイとかそういうの。
マオ「いやでも僕はこういうとこの女性じゃなくてもっとちゃんとした」
ハイ童貞~!!!!
いや、正確には「非モテ」なのだが、このマオの一言目からもう童貞臭さ丸出しなのだ。
この時点で少なくともマオは「恋愛アプリ」にマトモ(Notちゃんとした)な女がいるという幻想を抱いている。紳士諸君はわかっているとは思うが、この手のサイトにまともな女がいると思ったら大間違い、だいたい業者か割り切り(円光)目当てなのだ。
十回引っかかったからよくわかる
マオがごね、コウキが適当な女にいいねを送り、ガクが「俺のスマホでやるんだから俺の好みで決めさせろよ!」と怒る。ここまでで三人バカが発覚している。ガクの怒り方が早口でまくし立てる形になっていて、余計に童貞というか、頭のいいバカ感を出している。一応(中退したとはいえ)偏差値70↑の高校に通っていたからわかるけれど、頭のいい非モテは(バカな非モテの自分含めて)だいたいこんな感じだ。その辺よくわかってドラマが作られている、
コウキがつけたいいねについてやんややんや言っていると、すぐに「いいねありがとう!」と返ってくるメッセージ。この時点で怪しさしか感じないし、僕は「いつホ別二万を請求されるのかな」とワクワクだった。
突然のいいねに狼狽え、参考書を読みだすガク(これだから童貞は……)
清掃員のタムラさん(禿、非童貞のオッサン、大学時代はヤリまくってた)にたしなめられながら、四人はどーにか童貞を捨てることを決意。
マオの「こういうとこで出会う女性って、絶対ちゃんとしてないですよね」という問いに「女は男と遊びたいんだから男はあそこでっかちでいい、遊べ」と説く田村さん。
全くマッチングアプリのあれこれを言及してないあたりこの人もなかなかのクズである。
(ここでジュンのインタビューが差し込まれるのだが、生物学科だから生物の構造に詳しい、つまり非童貞より身体の構造に詳しいから自分は非童貞と言い張る。お前そういうところやぞ)
メッセージをくれたナナちゃんに「かわいいなぁ」と言いながら何を返すか悩む一同。興奮から鼻血を出したガクの代わりに、マオがなんとなくナナちゃんに「タイプです」とメッセージを返す。
……待て、お前ら有料会員になったのか。
この手のマッチングアプリはポイント制のところもあるが、アプリタイプのそれのほとんどが月額性を取っていて、月3600円、年間の場合月1200程度の利用料を取られる。10回請求されたからよく覚えてる。
そこは置いておいて、「わーい♡」とすぐにナナちゃんから返信がくる。
どう考えてもそっけないナナちゃんに対し、遊びの誘いをするマオ。クレイジーマオの異名通り、果敢にナナちゃんとメッセを交わし、「今四人で東武動物公園に向かっているナナちゃんと午後五時に合流する」約束を取り交わす。
この時点で「四人の男女比は言っていない」という穴があるが、四人は全く気付かず、自転車で東武動物公園に向かう。偏差値70越えてて文理分かれてて東武動物公園が自転車の距離って何大だよとは思うが、架空の話なのでスルー。おそらく場所は日本工業大、大学自体は東大だろう。
「向こうも四人ってすごいな!」「オレ東武動物公園初めて!」とはしゃぐ童貞四人。あそこにいるどの動物よりもこいつら童貞の方が面白い生き物だ。
(ここでインタビュー。コウキが男のダチとしては最高だが恋人には絶対したくないと述べる。お前もな♡)
早とちりのあまりコンドームを買ったところで、唐突にここでマオが離脱宣言。「やっぱり俺はちゃんとした人と付き合いたい。こんなプロフにたくさんの男と映ってる女はちゃんとしてるわけがないし、そもそも俺はお互い初めて同士で付き合った人と結婚する」と言い張るマオ。この発言ができる時点で彼は立派なクソ童貞だし、22が近づいてもいまだに「いつか自分は売れっ子構成作家になって人気女性声優と結婚できる」と思い込んでいる僕といい勝負である。
「女の子と遊ぶ、あわよくばヤれる」と先走る三人と、「自分はこいつらと違う、僕はちゃんとした子とちゃんとした恋愛、セックスをする」とまくしたてるマオ。ここでの発言とのちのインタビューでマオが内心コウキを見下しているのがわかる。(前のインタビューでコウキも内心三人を見下していた)。ののしり合うコウキとマオだがお互い童貞とは罵倒できない。自分も童貞だもの。
その場をなんとかジュンがとりなし、四人は12分遅れで東武動物公園へ。「もう中に入ってるよ」というナナちゃんに従い中に入り、返信を待つ四人。
初めての東武動物公園にテンションを上げるクソ童貞三人をよそに、尿意を催しトイレに向かうガク。そんなガクにナナちゃんからメッセージ。
「マジで来たの?行くわけねーだろ変態www俺男だよwwww」(意訳)
このナナちゃん、裏デリの業者でも適当な写真を使ったボストロールでも援助目当ての性病持ちでもなく、ただのネカマだったのだ。
ここで「まあ初手が最悪手じゃなくてよかったね、これに懲りてほかの道を探そう、ちゃんちゃん」とならないのがこのドラマ。ガク葉無言で三人と別行動を取り、片っ端から女の子に声をかける。
「あっ、あっ、あの、その、ぼっ、ぼくら……」
童貞丸出しのどもり方で、なんとか女性に声をかけ自分たちとイルミネーションを見てほしい旨を伝える。
その情熱を一ミリでも今まで恋愛に注ぎ、その行動力を一センチでも発揮できればガクの人生は違うのだろうとは思うが、自分と友人のため奮闘するガク。気持ち悪がられながらも声をかけ続けるその姿は一人の勇者であった。
ひたすらに声をかけ、玉砕し、地に伏し、疲れ切ったガクは三人を探す中とあるアトラクションの前にたどり着く。そこから聞こえるのは無駄に聞きなれたはしゃぎ声。
なんか三人、めっちゃ遊園地満喫してる。
なんなら「もう一回乗る!?」「あ、でもそれならチケット買わないと」「オレもっとファミリー向けのがいいなー!」と、ガクをガン無視でエンジョイしている。
アトラクションを降りた三人に半ギレで詰め寄るガク。彼は自分を無視して楽しんでいた三人以上に、ナナちゃんのことを忘れていた三人に怒っていた。
ガクの「だからだめなんだよ!」という言葉で童貞のまま大学生を終えてしまうタイムリミットが三か月であることを思い出す一同。
このまま童貞を捨てられないまま社会人になるとまずい。その旨を叫ぶガク。(まあ年収はそこそこ行けそうだし最悪その辺の女捕まえられるよこいつらは)
ナナちゃんが男だということを隠し、「返事はなかった」というガク。三人の童貞は「恥ずかしくなっちゃったかなwww」と笑いあう。会いたくて悔しいあまりマオは泣き出す始末。「来ない方がむしろちゃんとしてる」と言い放つマオ。こいつが一番童貞だと思う。
インタビュアー(ずっとついて回っている。この作品はあくまで彼らのドキュメンタリーという呈である)になぜ事実を隠していたのかと問われるガク。友人のために事実を隠したガクの後ろ姿とともに、残りのタイムリミット90日がテロップで表示され、第一話は幕を閉じる。
まあストーリーを見ればわかるが、彼らは立派なクソ童貞で、元クソ童貞の僕が懐かしさで泣くほどにリアルにクソ童貞をしている。よくもまあ(片方馬面とはいえ)イケメンで有名なジャニーズにこんな役をやらせたなと。そしてジャニーズWESTの藤井君と濱田君は本当にうまく童貞を演じたなと。
それに加えて、全体的に「妙にリアル」なのだ。
登場人物四人のセリフ回しは全く芝居がかっていない、素人臭さを通り越して、僕らがあたりまえに送っているような日常を切り取ったようなカットがドラマの全編を構成している。
監督曰く「コントを目指した」この作品、妙にリアルで、故に非常に親近感の持てる、でも全く持てない四人のクソ童貞のドラマ。
そう、これはクソドラマではない、クソ童貞ドラマなのである。